かばるとかにちじょうとかおえかきとか

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眼球綺譚

眼球綺譚 (角川文庫)眼球綺譚 (角川文庫)
(2009/01/24)
綾辻 行人

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1999年に刊行されている集英社文庫版の表紙の方が倒錯的で美しいと感じるのですけれど流石に本屋さんには置いてなかったです。

「由伊」という女性が絡む七編の小噺で構成された短編集。
ジャンルはこれ一般的にはホラーになるのかな。怪奇小説とか幻想小説とか。巻末で綾辻自身が自称していますけれど「幻想怪奇譚」というのが一番しっくりくるかも。怪奇なのだけど幻想。幻想なのだけど怪奇。恐ろしいのに美しい。美しいのに恐ろしい。みたいな。
綾辻といえば所謂“本格ミステリ”というイメージが強かったのですっかりミステリと思いこんで読み始めたのですがそういえば昔に読んだ「フリークス」「殺人鬼」なんかも怪奇寄りだった気がしてきました。うんぶっちゃけ綾辻は高校生の頃にその2冊と館シリーズ何冊かしか読んでないです。

七編すべてに「由伊」というキャラクターが出てきますが同一人物という訳では無く巻頭作「再生」では怪奇を起こす立場の少女めいた美女であったり「バースデー・プレゼント」では怪奇に巻き込まれる少女であったり「鉄橋」や「人形」では主人公の恋人や肉親というだけであったりします。が、繋げて考えるなっていう方が無理な話ですよねー。

全体を通して生理的に拒絶したくなる類の奇妙さがこれでもかと襲ってきました。描写も生々しくえげつなくグロい。怪奇・幻想の類は畑違いなので詳しくないのですが何と無く丸尾末広の世界に通じるような部分がある印象。その辺が“幻想/怪奇”じゃなくて“幻想怪奇”っていうか。吐き気すら感じる程のおぞましさがあるのにそれが魅惑的でも耽美的でもあったり。

読後思わず背後を確認してしまったのは御愛嬌です。
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  1. 2010年09月16日 02:30 |
  2. 小説雑記
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